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各国のパスポートの「便利さ」を毎年分析し、ランキングにしているPassport Indexによる世界地図。これは2016年のランキングの結果。Most powerful(明るい茶色)はパスポートがより「便利」な国で、least(黒)は「不便」な国。欧米、日本、ANZ、南米は、パスポートが「便利」である傾向が強く、一方のアフリカやシルクロード諸国(←私が地球上で特に好きな場所)は苦戦している傾向にあるのがよーくわかります。(Passport Index, 2016)
私がつい最近まで働いていた会社は、世界中から社員が集まったグローバル戦略コンサルティング・ファームである。私が所属していたダカール事務所は、当然、セネガル人のパートナーによって経営されており、セネガルや他の西アフリカ出身者が、社員の大多数を占めていた(他国との二重国籍含む)。この会社での日々の出来事や仕事で学んだこと、出会った人たちについてはあまりにも内容が濃すぎるため、何回かに分けてブログに書き留めておきたい。今日書きたいのは、この会社での業務を通して改めて考えさせられた、アフリカ諸国をはじめとする、所謂「不便なパスポート」を持った人たちの苦労についてである。このテーマはどんなに短くしようとしても長くなってしまうので、①「不便なパスポート」を持って世界に出ることが何を意味しているのか、②アフリカのパスポートを持つ人がほかのアフリカ諸国に行くときの苦労、の2回に分けて綴っていきたいと思う。まずは、「不便なパスポート」を持って世界に出ることが何を意味しているのか、から。